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vol.23 PRISTINE gents VネックTシャツの生地ができるまで

第二十三弾は、和歌山県にあるニット工場さん。
こちらは、「vol.20 スキューバニットシリーズができるまで」でご紹介した工場さんでもあります。

PRISTINE gents 2017春夏新作のVネックTシャツは、
今では少なくなった国内の吊編み機を使い、
ゆったりゆったり編み上げたスーピマコットンの吊天竺を使用しています。
しっかりとしたキックバックとコットン本来のふっくらさを兼ね備えた、上質なベーシックTシャツです。
今回は、吊天竺ができるまでを取材しました。


全てモノには生まれてきたストーリーがあります。
商品を手にとるお客様へそのストーリーを少しずつでもお伝えできればと思います。


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前回取材に伺った際、遭遇したのは、「いちご電車」と「梅干し電車」でしたが、
今回は、「おもちゃ電車」。

外国からの観光客もたくさん!
皆さんカメラ片手に楽しんでいらっしゃいました♪
工場に到着し、早速編み機のもとへ。

奥の方に吊天竺を編んでいる「吊り編み機」がありました。

吊り編み機とは、現在多く使用されている丸編み機の原始形で、
編み機の教科書のような構造をしています。


かつては、編み機が梁(はり)に吊り下げられていたことから、「吊」という名前がついているそうです。

通常の編み機は、数十本の糸をかけ、1周編むとその糸数分の編み目ができ、編まれるスピードも早いものが多く、
編みあがった生地は、固定されて機械の力でロール状に巻かれていきます。

吊り編みの場合、一番の特徴は、ゆっくりと編まれていくこと。
機械自体、世界的にも数が少なく、日本でも稼働しているところは数カ所だといいます。

機械を扱える職人さんも少なく、技術がいる仕事だそう。
とっても貴重な機械なのです。
今回のTシャツの生地「吊天竺」に使用するのは、2本の糸のみ。
左右から一本ずつ糸がかけられています。
▼ゆっくりとゆっくりと時間をかけて編まれます





2本の糸だけをを使用するので、1回転で編めるのは二目だけ。
低速の為、編みあがるのも、3日で1反(40m)というスピード、、!

糸を過度に引っ張らず、ゆったりと時間をかけて編んでいきます。
その昔ながらの編み方で、時間をかけてできる吊天竺。

生地は、無理に力をかけたり、ひっぱったりされず、自然の力に任せゆっくりと下に編み下がるので、
まるで空気を含んでいるかのように、ふっくらとした風合いに仕上がります。

キックバッグもよく、さらりと1枚で着ていただくと、その柔らかい肌心地に魅力されてしまいます。


かつては、その質の良さから、皇室献上品として重宝されたそうです。


編み機の近くに、作業工程が書かれたダンボールを発見!
大事な工程は、赤線が引いてありました。

要所要所で、細かく品質チェックをしてくださっている様子がうかがえる一コマ。
こんなボードも発見!笑
そして、いつも案内してくださる担当の岡田さん。
お会いする度、素敵な足元をチェックするのが密かな楽しみです。

今回もキマってました!



いかがでしたか?

大量生産ではなく、古くからの機械と職人技でできたものを
身にまとうって、なんだか素敵ですよね。

吊り編み機ならではの風合いをお楽しみいただける1枚。
小さめのVネックがシャープな印象で、丈夫さもおすすめポイントです!
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