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睡眠の質と服装。心地よい眠りのために

    • 寝具
2022.09.27
一日の疲れを癒す睡眠。「よく眠れた」と思える朝は普段よりも清々しい気持ちで動き出せるものです。質の良い睡眠が心身の健康を保つということは多くの人が理解していることでしょう。
睡眠の質を向上させるには、どのようなことが必要なのでしょうか。

睡眠が果たす役割、その質を高める方法

睡眠が果たす役割 睡眠には、心と体の疲労を回復させるのは勿論のこと、自律神経やホルモンバランスの調整、記憶の定着、免疫力の向上など、人間の身体にとって多くの重要な働きがあることがわかっています。
寝ているはずなのに何となく疲れが取れていない、仕事に集中できない、イライラしてしまうという悩みの原因は、「質の良い睡眠」の不足によるものと考えられます。

睡眠の質を上げるには、前提として規則正しい生活、適度な運動習慣、体を温める入浴などが重要ですが、じつは「寝るときの服装」にも大切なポイントがあります。

実施したアンケートによると、4割以上の女性が“寝間着”が原因で睡眠の質が低下した経験があると回答しました。
日中に体を動かしながら着ている時と比較すると、就寝時には肌に感じる少しの違和感に敏感になるため、着ごこち一つで寝つきが悪くなったり、睡眠中に目が覚める原因となってしまう可能性があります。
つまり「就寝時に適した服装」を選ぶことで、快適な睡眠を得やすくなり、睡眠の質を上げることは可能なのです。

睡眠に適した服装

睡眠に適した服装 では、睡眠にはどんな服が適しているのでしょうか。 睡眠の質には、体温調節が大きく関係しています。人間が睡眠中に多くの汗をかくことはよく知られていますが、これは体温の低下や上昇を防ぐためで、深い眠りを助ける重要な働きなのです。この時、吸湿性の低い服を着ていると汗が溜まってしまい、肌のベタつきが寝づらさの原因となります。季節にかかわらず、就寝中の発汗や温度変化に対応できるよう吸湿性・放湿性に優れた素材のものを選ぶと良いでしょう。

また、寝返りなどの体の動きが楽に行える、伸縮性のある素材を選ぶことも重要です。
長時間同じ姿勢でいることによる血流の滞りを軽減するために、人は1度の睡眠で20回前後寝返りを打つといわれています。伸縮性があり、ゆったりとしたサイズの服を選ぶことで、寝返りが打ちやすくなりリラックスした状態で眠りにつくことができます。

オーガニックコットンのパジャマ

オーガニックコットンのパジャマ オーガニックコットンは、睡眠時の服装に適した素材でもあります。
吸水性や通気性に優れているため、睡眠中の汗を適度に吸収し体温調節に役立ちます。
また、二重構造のものなど、織りの種類によっては綿特有の風通しの良さを活かしつつ、ふんわりと空気を含んで温もりのある生地になるので、秋冬の季節にも適切な保温効果によって快適さを保ってくれます。

何よりも、独特のやさしい風合いと肌ざわりの良さはオーガニックコットンならではのものです。
実際にオーガニックコットンのパジャマを着用した経験のある方のうち、実に85.4%がオーガニックコットンパジャマと睡眠の質に関係があると回答しました。
肌ざわりの良さや着ごこちの良さを重視して睡眠時の服装を選ぶことも、心地よい眠りを手助けする大切な要素のひとつと言えます。

服が睡眠の質を変える

睡眠の質を改善するには、さまざまな要因が考えられます。
日々の生活習慣とともに、自分が普段どんな服装で寝ているかを見直してみてはいかがでしょうか。着用する服の選び方によって、快適な眠りに少しでも近づけるかもしれません。
一日の中でも大きく占める睡眠時間を、より質の高いものにして毎日を心地よく過ごしましょう。 オーガニックコットンの寝具