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vol.11 さらし木綿ができるまで

静岡県で生まれたオーガニックコットンのさらしをお伝えいたします。
全てのモノには生まれてきたストーリーがあります。
商品を手にとるお客様へそのストーリーを少しずつでもお伝えできればと思います。
みなさんは暮らしの中で「さらし」を使ったことはありますか?
「さらし」って体に巻く以外あまり使い方をご存知ない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
プリスティンのさらし木綿はふきんやハンカチ、コーヒーフィルターやラップ代わり・・・といろいろな使い方ができます。

今回は日本人の暮らしに馴染み深かった「さらし」ができるまでをご紹介します。

最初の工程は「綛上げ(かせあげ)」。
綛とは、3尺4寸(約129センチ)の糸の輪のことをいい、綛上げは糸を輪の状態にする作業をいいます。
手前の木枠が回転して糸を巻いていきます。

ほわほわの綛ができました!

可愛らしい笑顔と物腰の柔らかい小杉さんはこの道40年以上のベテランの綛上げ職人です。
綛上げ機も当時から大切に使っていて、今では機械を直すことのできる職人がいないので、身近にあるものを上手に活用しながら小杉さん自身で手直しをしています。
小杉さんが丁寧に綛上げした糸を精錬し、糊付けして次は整経する工場に運びます。

その経糸を木管に巻きつけます。
木管を取り付けて、巻いていきます。
巻き上がりました。
整経は必要な本数の経糸を、長さを揃えてビームに巻きつける工程です。
この作業は後に生地の出来上がりの顔に影響してくる大事な仕事です。

担当されているのは26歳の女性。
機屋の職人からも期待されている職人です。
木を用いて作られたビームの機械。
修理をしながら50年使い続けています。

ここで出来上がった経糸を機屋さんに送ります。
経糸の次は緯糸を木管に巻きつけます。
機屋の袴田さんはご夫婦で工場をやられています。
この道45年。大ベテランです。
「一度始めるとなかなか辞められなくってね。」とお話する笑顔はキラキラ輝いていました。

なんと朝7:00~夜21:00まで機をフル稼働させています。働き者のお父さんです。
シャトルが動いて生地が織り上がっていきます。

「さらし木綿」は小幅の織機で、経糸と緯糸が1本ずつ交互に交わる平織りという組織でできています。
プリスティンの「さらし木綿」の製品に換算すると1日にできる数はなんと10本未満。
時間をかけて少しずつ丁寧に織られていることに、私も驚きました。
織った生地を今度は染工場に持っていきます。

大きなスクリューのついた洗濯機でネットに入れて「さらし木綿」をソーピングした後はローラーの機械で乾燥させます。
熱気がすごく、夏は暑くて大変!
機械で自動的にたたまれます。
ひとつひとつ丁寧に巻きつけ、帯を巻いて完成となります。
さて、この「さらし木綿」。
サランラップ代わりに使うと、とても便利。そして繰り返し洗って使えるのでゴミも減ります。
ほかほかご飯もさらしがしっかりとした厚さなので、おむすびも作りやすいです。
また、コーヒーフィルタに「さらし木綿」を使うのもおすすめです。
「赤ちゃんのおしめ」「お風呂の手ぬぐい」「ふんどし」「電子レンジのラップがわり」「手作りマスク」「コップやガラスふき」
…普段使い捨てで使っているものを、洗って使い回せるさらしに替えてみましょう!
身近なところからエコロジーライフをはじめてみませんか?
いかがでしたか?
たくさんの人の思いがつまった オーガニックコットンの「さらし木綿」。
あなただけの新しい「さらし木綿」の使い方をぜひ見つけてみてくださいね。

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