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プリスティンが取り組むサスティナブルなものづくり

    • エシカル
2022.10.03
「持続可能な」「ずっと続けていける」という意味を持つ「サスティナブル(sustainable)」は、現在、SDGsの根幹を成す理念として世界に広がりを見せている考え方です。
持続可能な社会の実現のために、オーガニックコットンを通してプリスティンが行っている取り組みをご紹介します。

オーガニックコットン

オーガニックコットン オーガニックコットンとは、3年以上、農薬や化学肥料を使わない畑で栽培された綿のことを指します。それらが当たり前に使用される慣行栽培のコットンに対して、環境と人にやさしい栽培方法で育てられています。
繊維自給率ほぼ0%の日本ではオーガニックコットンの安定供給がまだ難しいため、プリスティンではアメリカ・テキサス州やインドから、厳しい基準をクリアして認証を取得したオーガニック原綿を輸入しています。

世界の綿花生産量のうち、オーガニックコットンの占める割合は約1%で、日本産ともなると0%というのが現状です。
まだまだ日本のコットン生産が置かれた状況は厳しいものがありますが、プリスティンは2012年から国産原綿プロジェクトを開始しており、2030年には製品の国産綿混率2%を目指しています。

綿本来の風合いを生かす

綿本来の風合い 原綿を生地にする際、プリスティンではできるだけ染色を施さず、本来の色や風合いを生かした生地を提案しており、染色を行う場合にも、植物などの天然由来の染料を使用した「草木染め」を採用しています。
また、綿花の茎や葉がほんの小さな黒い粒となって生地に残る「コンタミ」は、一般の製品であれば薬剤を使用した化学処理により除去しますが、プリスティンではあえてそのままにして、オーガニックコットンならではの味わいを残す方針をとっています。

ファッション業界における染色や漂白の工程は、環境に大きく負荷を与えているとして深刻な問題となっています。それは染色や仕上げに大量の水を必要とするとともに、化学物質を含む合成染料や漂白に使用する薬品が排水となって河川に流出することで、水質汚染や健康被害に繋がっているからです。
また、コンタミの徹底的な排除も「不良品」の廃棄を増やす可能性があるため、環境にやさしいとは言えません。
染色やコンタミに対する考え方からも、環境への負荷を減らし持続可能な社会に役立つことができると考えています。

Re-COLOR

Re-COLOR シミがついたり、使っているうちに色が変わってしまったプリスティン商品をもう一度楽しんでいただくために、染め替えのサービスを実施しています。
伝統的な「草木染め」の手法で、茜・栗・丁子・柿渋・藍などの植物染料を用いて染められた衣類は、化学染料(合成染料)では表現することが難しい複雑な色と奥行きが生まれます。

古来から受け継がれてきた技法による、自然にやさしい原料を使う染め替えによって、捨てる可能性のあった1着をより愛着をもって長く着続けられるようになれば、それもまたサスティナブルを体現していると言えます。

これからも持続可能な社会のために

ファッションが世界2位の環境汚染産業と言われる中、プリスティンではサスティナブルなライフスタイルを提案しています。
SDGsという共通目標に向かって世界中が動き出している今こそ、地球と人にやさしいものづくりを通して、持続可能な社会の実現に貢献できる取り組みを行っていきます。 気持ちのいい毎日のために。オーガニックコットン「プリスティン」 エシカルでサスティナブルなものづくり「プリスティン」