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gents story - FUKUI Kenji 福井賢治

福井賢治 FUKUI Kenji
woodpecker代表

お仕事について

祖父の代から神棚や仏壇を製造する木地職人の家系に生まれた福井氏は、本格的に木工を学び、家具製作の道を歩んだ。
「もともと手を動かすことが好きだったので、『ウッドペッカー』を設立するまで、さまざまなモノ作りの仕事に携わりました。そうしたなかで、化学的な薬品や素材を扱う仕事に就いたときに、自分の体調が優れなくなることが多いと気づいて…。ふと我にかえったら、家業の木地職人は正反対で、天然素材を扱う、恵まれた環境だと気付いたんです。もちろん、天然のものだけで暮らしているわけではないのですが、意識が変わったタイミングでしたね」

天然にこだわる理由

「こうした福井氏の考えは、「ウッドペッカー」の名を一躍世に知らしめた「いちょうのまな板」からも見てとれる。 一般的に、木製のまな板やカッティングボードは、傷を目立たなくしたいという人間都合で、塗装にニスを塗ったりするものだが、こちらのそれは、塗装はあえて行わない。
「まな板は、食べ物を乗せて切るわけですから、ニスを塗りたくはないですよね。ですから、塗装をしなくても良いまな板を作ろうと考え、保護は亜麻仁油など天然の油で、お客様ご自身がお手入れできるモノに。うちの催事では、何年も使っている年季の入った、いちょうのまな板を店頭に展示しているのですが、新品よりも、それを購入したいというお客様も多いんですよ(笑)」

プリスティンの理念に共感

数十年後のことを考え、のちのち残せるモノを作っていきたいと考える「ウッドペッカー」では、経年変化とともに、購入いただいたまな板を削り直してくれるサービスもあるという。
「アバンティさんでは、長年着た衣類を店頭に持っていくと、草木染めによる衣類の染替えをしてくれる『Re PRINSTINE』という個別のアフターサービス(有料)をスタートしたと知り、すごいことだと思いました。お気に入りの衣類に食べこぼしのシミがついてしまっても、天然素材で染めることで、2度楽しめる。プリスティンの服は基本、色がないタイプが多いからこそのシステムだと思いますし、作って終わりじゃない、育てていく感覚に共感しました」

お気に入り商品は?

    ウール混ローゲージ ショールカーディガン
    今回の撮影では、インナーに「プリスティン・ジェンツ」のフライスUネックTシャツを着用し、同レギュラーカラーシャツに、ウール混ローゲージショールカーデを羽織っていた福井氏。
    「このTシャツは、タグもなく、脇の縫い目がないチューブ状の素材なので、体にノーストレスでフィットするんです。ニットやスーツ、あらゆるアウターの下に着て、気持ち良くいられるために、完璧なインナーの役割ですね。職業柄、催事なども多いので、シャツを着る機会は多いのですが、このシャツは目が詰まっているのに軽くて羽衣のような感覚です。羽衣を着たことはないけれど(笑)。ショールカーディガンも、ウールが13%入っていて、目が細かいのに、軽くて暖かい。一般的なニットって、目が詰まってるほど重く感じるものですが、オーガニックコットンは、繊維がしなやかで軽いので、着心地の良さにつながっていますよね。これからは僕らも、こういった素材で衣類を選んでいくべきですよね。mensからgentsに変わっていかなければ(笑)」
    オックス レギュラーカラーシャツ
    シャツ用に開発したオックスフォードで作ったベーシックなシャツ。
    春秋は羽織りとしても使えるカジュアルな形です。
    洗うほどに風合いの増す、オーガニックコットンの肌触りのよさを感じられるアイテムです。

プロフィール

福井賢治 FUKUI Kenji
woodpecker代表
1972年生まれ。祖父の代から続く木地職人(神棚や仏壇の製造)の家系で育つ。訓練校で本格的に木工を学び、家具製作、神仏具製造の職を経て、2007年に「woodpecker」を設立。『暮らしと自然を木でつなぐ』をコンセプトに、天然木を扱った木製品や、様々な分野で活躍する専門家達とのコラボレート商品、オーダー家具・オーダー木製品を製作。現在では、インテリアショップやライフスタイルショップなど、全国150店以上で取り扱われる人気ブランドに。WEBサイト https://www.hello-woodpecker.com/