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ビエラの生地ができるまで
vol.42
42回目の今回は、ヤクビエラシリーズ4商品に使われている生地ができるまで、を取材しました。
全てのモノには生まれてきたストーリーがあります。
商品を手にとるお客様へ、そのストーリーを少しずつでもお伝えできればと思います。
※取材は2019年に行いました。今シーズンもビエラシリーズの商品が登場していますので、ページ下部の商品一覧をご覧くださいませ!
2019年秋、レディースの商品にヤクビエラシリーズが登場しました。
生地を贅沢に使ったドレープ感のあるワンピース、
首元に一花添えるようなボウタイ付きのブラウス、
ストンとした落ち感があり縦ラインが美しく見えるギャザーパンツ、
そして、巻き方のアレンジが楽しめるスカーフ。
これらのアイテムに使用しているのが、ヤクとオーガニックコットンを混ぜた糸を綾織にした「ビエラ」素材です。やわらかく、薄手ながらもあたたかみのある生地感に仕上げました。
2019年7月、川には清らかな水が流れ、紫陽花が青々と咲く季節に、新潟県にある2つの工場さんにお邪魔しました。新潟県はその気候や風土、資源、歴史など、昔から今日までに続く地場産業が県内各地で発展しています。1件目は長岡市栃尾にある生地を織って下さる工場さん、2件目は見附市にある生地加工をして下さる工場さんに行きました。
生地織りの工程を見てみましょう。コーンに巻かれた糸は、ロウ引という、蜜蝋に糸を通す作業をします。下側にあるコーンの糸がほどかれ、上側のコーンへ巻かれます。蜜蝋に通すことで、滑りが良くなり綺麗に織ることが出来ます。
織物は経(たて)糸と緯(よこ)糸が互いに交差することでできます。糸が張りすぎてもだめ、ゆるみすぎてもだめ、バランス良く機械に送り込まれる様、コーンからほどかれた緯糸は送り出す装置に一旦巻かれ、テンションの調節をします。その加減は職人さんの手で細やかになされます。緯糸を送りだすのが、レピアという機械です。緯糸は2本用意されており、高速で糸が取り込まれ、生地が織られて行きます。1本でも生地を織ることができますが、ムラを無くすために2本の緯糸を使います。
プリスティンにヤクビエラの生地が初登場したのは2017年です。この時のヤクの毛の混率は10%でした。2019秋冬新作の混率は30%。ヤクはその保温性と、天然のグレーカラーから、今ではプリスティンの冬のアイテムに欠かせない素材です。ヤクの毛の量が増えることで糸はやわらかくなります。織られた生地はしっかりとしたハリ感がありますが、次の加工の工程で、この糸のやわらかさは再び戻ります。
35年間、2人で織物業を営んでこられた大崎夫婦。敷地内には季節の花々が咲き、なんと畑もありました。帰り際に畑で採れた新鮮なきゅうりをいただきました!
いよいよ加工に入ります。30メートルある1反の生地をほぐすところから始まります。一見すると軽やかに見える生地ですが、30m続くと重みがあり、体力を要する作業です。ほぐされた生地は、のりや不純物を落とす為に、60℃のお湯で20分洗われます。
およそ500リットルの水が使われます。今回加工を担当して下さった宮中さんは、「たっぷりの水で洗うことで風合いが出る」と言います。
2回目の洗浄前とすすぎの前にも、生地をほぐします。水に浸ってさらに重くなり、まさに体力作業です。最後はタンブラー乾燥機に入れます。30分の乾燥の間にも一度生地をほぐします。シワをなるべく少なく、そしてやわらかな生地に仕上げるための大切な作業です。
乾いた生地は、大きな台に掛けられてライトを照らしながら、キズや汚れがないか念入りに検品されます。
織られた際はハリのある生地が、加工を施されてやわらかな風合いに仕上がりました。
今回担当して下さった工場さんは創業65年の吉田整理さん。反物の加工だけではなく、1着の服として完成したものを加工するなど、数々の加工をされてきた吉田社長。「たくさんの生地を世に出したい!」と、加工のおもしろさを語って下さいました。
この生地は後に新潟県糸魚川市にある縫製工場に送られて、2019秋冬新作4アイテムのうちウェア3型が完成します。
新潟の職人さんたちの手で作られたアイテムを、ぜひお手にとっていただければ幸いです。
カシミヤビエラフロントタックワンピース
ふわりと大きく広がるシルエット。タックデザインが前後差を作り、歩くたびにビエラがたっぷりと広がります。 おでかけからフォーマルにも活躍する上品な装いに。
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カシミヤビエラギャザーパンツ
コーディネートに欠かせないギャザーパンツ。歩くたびにふわりと広がるシルエット。どんなトップスとも合わせやすく、秋冬の定番ボトムスとして活躍します。
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カシミヤビエラスカーフ
なめらかな風合いのスクエアスカーフ。アレンジのバリエーションをたのしめる90cm×90cmサイズです。ななめに折ってバンダナとして使っても、さらに細く折り進めて頭に巻いたり、ボウタイのように使っても。
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ヤクビエラフロントタックワンピース
ふわりと大きく広がるシルエット。タックデザインが前後差を作り、歩くたびにビエラがたっぷりと広がります。 おでかけからフォーマルにも活躍する上品な装いに。
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ヤクビエラギャザーパンツ
コーディネートに欠かせないギャザーパンツ。歩くたびにふわりと広がるシルエット。どんなトップスとも合わせやすく、秋冬の定番ボトムスとして活躍します。
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ヤクビエラスカーフ
なめらかな風合いのスクエアスカーフ。アレンジのバリエーションをたのしめる90cm×90cmサイズです。ななめに折ってバンダナとして使っても、さらに細く折り進めて頭に巻いたり、ボウタイのように使っても。
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全てのモノには生まれてきたストーリーがあります。
商品を手にとるお客様へ、そのストーリーを少しずつでもお伝えできればと思います。
※取材は2019年に行いました。今シーズンもビエラシリーズの商品が登場していますので、ページ下部の商品一覧をご覧くださいませ!