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ふわふわのお布団ができるまで

vol.14
第十四弾は、和歌山県のオーガニックコットン生地工場のものづくりをお伝えいたします。
全てモノには生まれてきたストーリーがあります。
商品を手にとるお客様へそのストーリーを少しずつでもお伝えできればと思います。
  • 長年、多くの支持を得ているプリスティンの寝具やケットシリーズ。
    今年の冬は寒い冬がちょっぴり楽しみになってしまいそうな、さらにあたたかくふわふわのお布団が登場します! 今回はその工場に行ってきました。

    ふわふわのお布団が生まれる工場は、和歌山県の世界遺産である高野山のふもとにあります。

    そしてこの工場の方々も皆さん本当に素敵な方ばかり。
    土地は人を作るかのごとく、紀の川のように広くてゆったりとした心優しい社長といつも細やかな気遣いをしてくれるキュートな営業さんから優しいオーガニックコットンの生地が届くのです。

    早速、工場の中を見てみましょう♪
  • まず最初は「整経」です。この「整経」では織物のタテ糸を準備しています。
    巻き付けた糸は織機に移動出来るように「ビーム」と呼ばれるドラム状のものに巻き取ります。
    とっても大きな機械で糸が動いていく様子は、見応えがあります。
  • そしていよいよプリスティンの「市松シリーズ」が織られている織機へ・・・!
    写真で歩いている通路の両側はすべて織機となっており、ガシャンガシャンと大きな音をたてています。歩くのにぶつからないようにドキドキでした。

    「大丈夫か~?」と優しく声をかけていただき、そして生地の説明を社長自らしていただきました。
  • 覗いてみると・・・
  • じゃ~ん!
    市松プチケットや綿毛布で使われている「市松」生地です!
  • 普段使っているひざ掛けやお布団がこんなに大きな機械で作られているなんて、なんだか不思議な気持ちになります。
  • どんなに機械で作られているとしても、大切なのが『職人の目』。
    大きな織機に身を乗り出して、どこかおかしなところがないか、糸切れなどのチェックをします。
  • 続いては、オーガニックコットンのファー生地「20/-スーピマフェイクファー」を見せていただきました。
    さきほどの織機とは違い、ちょっと小さな編機です。

    ※フェイクファーとは毛皮に似せた風合いの生地をいいます。イミテーションファーとも呼ばれています。オーガニックコットンでフェイクファーは珍しい生地です。

    真ん中の部分がどんな風になっているかというと・・・
  • こんな風になっています!

    フェイクファーはパイル編みのループをカットしながら毛皮に似せた風合いを出しています。
  • 頭上にある糸を編みながら、こんな風に下に生地ができあがり伸びてきます。うにうに~と出てきました。
  • このあと、洗い加工で撚りをほどき、タンブラー乾燥にかけます。
    生地の縮率を安定させるためです。
    そして、毛割・また毛を均一にするためのカットを行い、検反をします。オーガニックコットンのファーが出来上がるまでにはたくさんの工程を必要とします。
    でもそうやって出来上がったファーは、可愛らしい表情と思わずスリスリしたくなる気持ちの良い生地になるのです。
  • さてさて、次の生地は、プリスティンの気持ちの良いふわふわお布団に欠かせない 『シール織り』 。
    シール織りと一番最初に織機から出てきていた市松格子は同じ組織で柄違いの生地です。

    Seal(シール)とはアザラシの毛皮という意味があり、パイル糸の光沢感がアザラシの毛皮に似ていることから名付けられています。
    なるほど、たしかに似ていますよね!
  • パイル織物は、『再織(さいおり)』という特殊な織物がもとになっています。
    ヨーロッパでは古い歴史のある織物で、高野口では明治時代のはじめに前田安助という人物が広めたとされています。

    構造的には、両面のパイルがしっかりと挟み込まれて織られており、パイル糸がぬけにくくなっています。

    毛布は起毛したものが主流ですが、ブラッシングを施す起毛は織物にダメージを与えます。しかしこのシール織りは起毛をしないのでダメージが少なく、遊び毛が少ないのです。ダメージが少ないということは、長く使ってもへたらないということでもあります。
    生まれたばかりの赤ちゃんは嗅覚でママを探すと言われていますが、そんな赤ちゃんが使うケットは、遊び毛が舞うのであってはいけない。高野口でしか作れないこの毛布は、赤ちゃんにも安心して使っていただけるのです。
  • 今回、そのシール織りを作る過程の中にある『糸抜き』を見せてもらいました。
    シール織りは、織り上がった生地の緯糸を手作業で抜き取ります。そうすることで、パイルを裏面にも引っ張りだすことができるのです。
  • 2人組みになって端から端まで糸を抜いていきます。
  • 抜き終わるとこんなことに!これで表も裏も同じ顔になります。
    一見楽しそうですが、職人の真剣な空気の中シャーッという音だけが響き、緊張しながらシャッターを切りました。
  • 糸を抜く前が色が濃い方、手前側が緯糸を抜いた状態です。

    この後は洗いの工程へ。肌が敏感な方や赤ちゃんにも安心して使っていただけるように、作る工程でどうしてもついてしまうごくわずかな油や空気中に舞う綿毛も一切残さないように綺麗に洗われ、そしてそのあと「毛割り」をします。
    撚れてしまった毛先を元に戻すべく、剣山のようなもので解いていきます。
    こうすることでさらにふわふわと、気持ちの良い生地になっていきます。

    そして「裁断」、「検品・検針」の工程を経て私達の元に届くのです。
  • いかがでしたか?
    たくさんの人の思いがつまったプリスティンのふわふわのお布団ができるまでのものづくりストーリー。
    今回はフェイクファーやブラウンチェック・市松格子などのシール織り生地のご紹介でした!
    ぜひみなさんもお試しくださいませ♪
  • ブラウンチェック綿毛布
    一度使ったら手放せない極上の肌触りのブラウンチェック綿毛布です。
    この商品のポイントはなんといっても、和歌山県高野口の職人さんによる「シール織」という技術。
    従来の綿毛布が抱える、使用する度に毛が抜けたり、生地が縮みやすく、風合いも悪いという問題をこの技術によって解決しました。