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PRISTNE gents 裏パイルシリーズができるまで

vol.28
第二十八弾は、長野県松本市にあるニット工場さんに伺いました。

ニット地の表面にふんわりとした泡のようなループを編み込んだ、メンズに初登場の「裏パイルシリーズ」。
他では編めない「気包編み」という特殊な技術が使われています。

全てのモノには生まれてきたストーリーがあります。
商品を手にとるお客様へ、そのストーリーを少しずつでもお伝えできればと思います。
  • 以前もお伺いした松本市のニット工場。

    東京から特急で約2時間半、四方が山々に囲まれた自然豊かな土地に、今回お伺いした工場があります。
  • プリスティンのすっきりとしたハイゲージニットを主にお願いしているこちらの工場さんでは、今シーズンの「ワイドリブシリーズ」も作っていただいています。

    建物の中に入ると、、、
    まず目に飛び込んできたのは、たくさんの商品サンプル!
    素材や形もさまざまで、見ているだけでワクワクします。
    整然と誇らしく並んだサンプルから、工場さんの歴史と技術を知ることができました。
  • では、いざ作業場へ!
    扉を開けるとそこはワンフロアのひろーい空間が!
    設計から編立、そして縫製まで一貫して同じ空間で作業を行っています。
  • さて、「裏パイルシリーズ」がどの様に作られているのか、その過程を見ていきましょう!
    「裏パイル」は「気包編み」と呼ばれる編み方でできています。これは、様々なニットを手がけるこの工場さんの中でも最高峰のニットです。

    まずはデザインをパターンにおとし込み、プログラミングを行います。
    ここでは編み機に指示する「編み図」を作成します。
    膨大な数の1マス1マスが、ニットのシルエットを形作っていく為、細やかでとても大切な作業です。
  • このパソコンの画面を拡大すると、、、
    各マスに記号がしるされたカラフルなマス目がずらーっと並んでいます。
  • 編み図が完成したら、各パーツを編む作業に移ります。
    沢山の編み機が並んでいます!
  • 機械上部にあるモニターを操作し、完成した編み図を基に編まれてゆきます。
  • こうして順調に編まれるのは、実は何度も何度も「プログラミング→機械調整→編む」という作業を繰り返した結果なのです。
    表面にパイルが出てしまったり、横筋が発生してしまったりと、綺麗な編み目になるまで調整を重ねるそうです。
    「プログラミングをしているけれども、その通りにはいかない」と作り手さんは仰います。

    均一な目面のパイル。従来のパイル編みとは異なり、根元をきつめに編むことで、止め糸を使わずにほどけにくいパイルを編めるので、やわらかくふくらみがあるニットができあがります。
    成形編みという、身頃、袖などそれぞれのパーツを編み、縫い合わせる手法で作られています。縫い代が少なく、着たときのシルエットが美しく仕上がります。
    約4時間半かけて、1着分のパーツが編み終わります。
    一般のニットは1着が約80分で編み終わるので、倍以上の時間を要するのです。
    一定のペースで編まれ、生地が出来上がります。
  • 編み機の近くに我が社名が書かれた白いBOXを発見しました。
    この中を覗いてみると、
  • この中には、弊社のオーガニックコットン糸が入っていました!
  • この糸は編む前に、糸を蜜蝋に通します。
    一般的にはロウはパラフィンを使用しますが、プリスティン製品には蜜蝋用います。
    この工程により、滑りを良くし、綺麗に編むことが出来ます。
  • 編み終わった後は、洗いの工程へ。
    通常は、洗剤等の溶剤を使用しますが、プリスティン製品はオーガニックコットンの風合いを出す為に、お湯で丁寧に洗います。
    糸に塗った蜜蝋はこの段階で落とされます。
  • お湯で洗った後は、生地を安定させるプレスと蒸気抜きの過程に入ります。
    機械に通すものと手作業で行うものがあり、
    「裏パイルシリーズ」はふんわりとした生地感を保つため、1枚1枚手作業で行います。

    いよいよ縫製に入ります。
    縫製は「リンキング」という技術を用います。手作業でニットの目をかがり合わせる為、縫い代に厚みが生じず、すっきりとしたシルエットと肌あたりの良さが生まれます。
  • こうして出来上がった製品は、作業を行う人しか入れない部屋で、検品・検針を行い出荷されます。
    安心・安全な状態で商品がお客様に届けられているということを実感しました。
  • また、安全管理の一つとして、各部署で、針・ハサミ・カッター等の危険物管理を徹底している様です。
    1日の作業が終わった後、作業前にあったものがこのボードに無いと、、、
    見つかるまで帰れないそうです!
    徹底した管理に感服です。

    この工場では、依頼を受けた1枚の服を作る際、まず初めに、各セクションのリーダーが集まり検討会を開くそうです。
    そこで、依頼された服が出来るかできないかを判断します。
    GOサインが出たものは、一切の抜かりないものづくりをし、最高の製品に仕上げます。
    また、「直せるものは直す」という担当の方がおっしゃっていた言葉の通り、見学中も、工場の方々のものづくりに対する真摯な姿勢が何度も目に焼き付きました。

    「小さい頃から自分の手でものを作りたいと思っていた」
    「もっともっと新しい編地を開発できるはず」
    このように、ものづくりに対して無限の可能性を持ってお話をして下さいました。

    プリスティンはお客様に寄り添った商品を開発しています。
    この願いをかなえてくれるのは、ものづくりに真摯に取り組む方々でした。
    これからも皆さんに喜んで頂ける商品が生まれると思うととてもわくわくします。
  • 今回ご紹介した商品はこちら

    やわらかくて空気を含む、気包編みの「Vネックカーディガン」と「クルーネックセーター」
    表地はヤク20%混の追撚糸を使い、さらりとした肌触りです。
    肌側はオーガニックコットンのパイル地で肌あたりやさしく仕上げました。
    ポイントにgentsの「g」をハンドル刺繍しています♪
    サイズはMとLの2展開です。
    『裏パイル Vネックカーディガン』
  • 『裏パイル クルーネック長袖プルオーバー』
    季節は春に向うも、まだ寒い日が続いています。
    ふんわりと軽い素材でありつつも、身体をあたためてくれる1着です。
    いかがでしょうか?

    取材前日は、都心で23cmの積雪があり、特急電車も止まり、お伺いできるかどうか、天気とのせめぎ合いでした。
    当日は運よく晴れ、電車も無事動き、お伺いすることができました。
    快く迎えて下さった工場の方々に、胸が温かくなりました。

    日本全国、様々な土地でプリスティンの製品が生まれています。
    これからもその様子をみなさまへお届けしたいと思います。
  • 裏パイル Vネックカーディガン
    柔らかくて空気を含む、気包編みのVネックカーディガン。
    表のヤク20%混の追撚糸、裏はオーガニックコットンのパイルで肌あたりやさしく仕上げました。
    気包編みとは、ニット生地の表面に優しい泡のようなループを編み込んだ、新しい技術です。
    従来のパイル編みとは異なり、止め糸を使わずにループを編み込んでいるので柔らかく膨らみがあります。
    ポイントにgentsの「g」をひとつひとつハンドル刺繍しています。
  • 裏パイル クルーネック長袖プルオーバー
    柔らかくて空気を含む、気包編みのクルーネックセーター。
    表のヤク20%混の追撚糸、裏はオーガニックコットンのパイルで肌あたりやさしく仕上げました。
    気包編みとは、ニット生地の表面に優しい泡のようなループを編み込んだ、新しい技術です。
    従来のパイル編みとは異なり、止め糸を使わずにループを編み込んでいるので柔らかく膨らみがあります。
    ポイントにgentsの「g」をひとつひとつハンドル刺繍しています。
  • 裏パイル ヤクウールニットパンツ
    ヤク50%ウール50%の糸を使用し、裏はオーガニックコットンのパイルで肌あたりやさしく仕上げました。
    軽くてあたたかく、上質。
    プリスティンのために編んだ贅沢なニットパンツです。
    後ろの「g」のハンドル刺繍がポイントです。