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HINAYA染色体験

vol.04
第四弾は、ものづくりストーリー番外編をお届けいたします。
着古した洋服にもう一度息を吹き込む 『Re PRISTINE』 の取り組みの一つ、「Re color」の染色体験をご紹介いたします。
染色は京都のHINAYAで行っております。
皆さまもPRISTINEのお気に入りの一枚を染め替えてもう一度蘇らせてみませんか?
きっと、さらに愛着を持つ一枚になることでしょう。
  • 京都の「今出川」という駅から歩いて5分ほどのところにHINAYAがあります。
  • 草木染めは天然染料づくりからはじまります。
    染料はそれぞれ布袋に入れておきます。
  • 染料を詰めた布袋を寸胴のお湯の中に入れ、煮出しを行っていきます。
  • 煮出したら、布袋ごと天日干しをします。
    天日干しをするのは、さらに煮出しをするためです。
    きちんと乾かすことにより、また色が出やすくなるそうです。
    この「煮出し」と「天日干し」を染料によって回数は異なりますが2~4回程度行います。
  • こちらは「煮出し」が完了した染料(茜)です。
    水90Lに3kgの染料を入れます。
    しっかりと煮出しが出来たようです。
    染料は、うなぎ屋さんの「秘伝のタレ」のように、注ぎ足しをして作り置きをしておきます。
  • それでは、実際に染め体験をしたいと思います。
    左のカーディガンを(丁子染料+鉄媒染)、右のTシャツを(ログウッド染料+鉄媒染)で染めることにしました。
  • まずは中性洗剤で洗濯をします。
    汗ジミや油ジミがあると、染料がのりにくくなるので、染色前にもう一度きれいに洗います。
  • 洗い終わったら脱脂をします。
    手で簡単に絞る程度でOKです。
  • ボールに染料を入れていきます。
    どの染料も全て赤茶色のような色をしていますが、香りが染料によって全く異なります。
    媒染や日光にさらすことで染料の持つ色が徐々に変化していくそうです。
  • 絞った洋服を染料につけて、手でもみ込みます。
  • 中央の柿渋染料はとても染まりやすいので、手袋をして行います。
    付け置きの時間もほとんどなく、5~10分もみ込んだら、すぐに絞って干します。
  • 柿渋以外の染料は、このまま1日つけ置きをします。
    (通常の付け置き時間は丸1日ですが、染める素材やお客様の好みによってつけ置く時間は異なります。)
  • 丸一日つけ置きをしたら、絞ったあと媒染液につけ、さらに丸一日置きます。
    こちらの黒い液体が「木鉄」といって鉄媒染に使われているものです。
    木の中の鉄分から抽出している液だそうです。
    ボールの中の水に少量垂らすと、薄いグリーン色になります。
  • こちらが「ミョウバン」媒染。
    仕上げたい色味によって、「鉄」か「ミョウバン」の媒染を選びます。
  • 染色場の2階に風の通る物干し場がありました。
    陽があたりすぎず、とてもここちよい場所で染物は干されていました。
  • こちらは、少しだけ染める時に使う、吊るしておく機械です。
    上下に動かせるので、染める面積を調節できます。
  • HINAYAの染め替えサービスは、洋服や生地だけでなく糸の染色も行っているそうです。
    糸の染色は↓こちらの機械で行うそうです。
  • 2階の物干し場。
    秘密基地のような感じの、とても和む空間でした。
  • 染料の基になる「くり」。
    兵庫県丹波市から調達している丹波の栗の殻です。
    丹波の栗を扱っている業者さんが「殻はどうせ捨ててしまうから」ということで、譲っていただいているそうです。
    大きくてとても立派な栗の殻なので、捨てられる前にまた活躍できてよかったですね!
  • HINAYAの染場は現在2名で行っています。
    「汚れても染め直しをして、衣服を長く使ってほしい。」というものを大切にする気持ちや、丁寧に生活する日本の昔の文化を改めて教えていただきました。