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藍ストライプシリーズができるまで

vol.54
54回目の今回は、夏を愉しむ藍ストライプシリーズができるまで、を取材しました。

すべてのモノには生まれてきたストーリーがあります。
商品を手にとるお客様へ、そのストーリーを少しずつでもお伝えできればと思います。
  • 藍には「浅葱色、空色、露草色、紺色」といったさまざまな色があります。
    そうした日本の伝統色は、自然から取り入れられたものが多くあり、豊かな自然と共生してきた日本人ならではの感性が光ります。
    プリスティンでは淡藍色を「プリスティンブルー」と名付け、夏を愉しむ藍ストライプシリーズをつくりました。
  • こだわりのストライプは、天然染料の藍を原料に、京都の伝統工芸品でもある京友禅の染め屋にて手捺染(布に柄をプリントするための技法)で柄付けしています。
    レースをあしらったワンピースやパンツなど、シンプルながらもこだわりのつまったデザインです。
  • 今回お伺いしたのは、京都にある藤田染苑さんです。
    創業から90年以上、伝統的な京友禅の技法を残しながら、新たな染色技法を追求することで若い技術者を育成し、世界に誇る友禅染色の伝承を目指している工房です。
  • 型染、手捺染ならではの質感、色感を大切にしながら、シルク、コットン、ポリエステルといった、素材を問わず対応できる技術力があります。
    また、今回プリスティンの藍ストライプシリーズである藍捺染の技術を開発し、従来では表現できなかった細かい線やデザインを実現できるようにした工房でもあるのです。
  • 日本の美意識を詰め込んだ着物文化。
    また、その着物をつくる過程には、日本人の繊細で卓越した職人の心と技が生かされており、ひとつの着物を仕上げるために、数多くの工程を熟練した職人が手掛けています。
  • 工房にはこれまで使ってきた型がたくさん残されていました。
  • 色とりどりの染料。
  • 使い込まれた刷毛。
  • 伝統技法を守る職人が使いこんだ道具たちは、佇まいが美しく、そこに置いてあるだけで様になるものばかりです。思わず夢中でシャッターを切ってしまいました。
  • 今回のものづくりストーリーを動画にしました。
  • まずは、捺染する前の一番はじめの地張りの工程です。
    地の目を正確に地張りをすることにより、最終的な表情を左右する重要な工程です。
    少しずつキッチリキッチリと生地を張っていきます。
  • そしていよいよ捺染です。
    藍の濃度は、藍のパウダーと糊の含有量で決まります。
    捺染は、1台25mを10分かけて行います。乾燥20分後、生地を巻取ります。
  • 丁寧に丁寧に、一枚一枚。。。
    ピンとした緊張感が工場に流れています。
  • 生地を巻き取ったら、蒸し屋に生地を運び「蒸し」の工程に入ります。
    箱蒸しといって大きな蒸し箱に生地を入れて酸化させ、藍の色を定着させます。
    80℃の蒸気の中で蒸しを行います。
  • これが箱蒸しする前の生地です。
    生地同士が重ならないように丁寧に木枠にセットします。
  • 木枠を2人で担いで蒸し箱の中へセットします。大きな重い木枠を運ぶのは大変そうです。
  • 蒸し上がった色はなんとグリーン!綺麗なエメラルドのような色味です。
    そこから徐々に空気に触れた部分からゆっくりゆっくりと青くなっていきます。
    木枠にピン掛けした生地同士がくっつかないようにすること、また、蒸しあがりの冷め方や乾燥は、季節によって異なるのでコントロールすることが肝となります。夏場は温度がなかなか下がらないので特に難しいそうです。
    地張から蒸し上りまで、完成は見えません。そのため、職人たちの経験が頼りです。出来上がりの生地を想定しながら、季節を考慮して工程を進めていきます。
  • なぜ蒸しあがりがグリーンになるの?

    藍そのものは本来、水に溶けないものなので(不溶性)いったんアルカリ性にして水に溶けるようにします。(水溶性)
    しかし繊維に染めたのち水溶性のままでは洗うたびに溶けだしてしまいます。そのため、蒸しの工程後、空気に晒されることで酸化し、不溶性になります。その際に染料がグリーンになります。このアルカリ性から酸性になる現象を、酸化と還元といいます。

    ※写真のように、蒸しあがりの空気の触れる場所により、グリーンが強かったりブルーであったりとさまざまです。時間をかけてゆっくりと藍色に戻っていく、人の手では表現できない美しいグラデーションです。
  • 蒸し上がると今度は「水元」という水洗いの工程へ。また別の工場に生地を運びます。
    染めの工場はもちろんのこと、蒸し屋・洗い屋の協力が必要不可欠なのだなと感じました。
  • そうしてようやく生地ができあがり、ここから縫製工場へと運ばれていきます。

    強く照りつける太陽に負けない、藍色。
    夏の空や海の色を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
    暑い夏の日に、つばの大きなキャプリーヌに真っ白な靴を合わせてみてはいかがでしょう。
    このシリーズが今年の夏を大いに愉しむためのひとつになることを願ってやみません。
  • 藍ストライプ シャツワンピース
    薄手平織りに天然染料の藍でストライプ柄をプリントを施したシャツワンピース。裾にオーガニックコットンの太巾トーションレースをあしらった今までにないデザインです。ストライプのマニッシュさと、レースの程よい甘さが絶妙なバランスで、大人っぽく仕上がっています。フレアシルエットで、肩を落としたデザインなので、体型を選ばずお召しいただけます。
  • 藍ストライプ スカート
    薄手平織りに天然染料の藍でストライプ柄をプリントを施したタックスカートです。裾に太巾のトーションレースをあしらった今までにないデザインです。ストライプのマニッシュさと、レースの程よい甘さが絶妙なバランスで、大人っぽく仕上がっています。ウエストはゴムなので体型を選ばずお召しいただけます。ペチスカート付きです。
  • 藍ストライプ ノースリーブワンピース
    薄手平織りに天然染料の藍でストライプ柄をプリントを施したワンピースです。脇のベルトは、前で結んでも後ろで結んでもさまになり、色々な着方をお楽しみいただけます。藍染めネックレスや、白のカーディガンなどとのコーディネートがおすすめです。
  • 藍ストライプパンツ
    薄手平織りに藍のストライプ柄をプリントを施した裏地付きのパンツです。裾を切替え、生地をボーダー使いにしてアクセントになっています。ウエストはゴムなので体型を選ばずお召しいただけます。