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プリスティンで人気のニットやインナーができるまで

vol.57
57回目は、プリスティンで人気のニットやインナーができるまで、を取材しました。

すべてのモノには生まれてきたストーリーがあります。
商品を手にとるお客様へ、そのストーリーを少しずつでもお伝えできればと思います。
  • 創業100年を迎えた、大阪府のニット工場「第一メリヤス」さんはプリスティンの大人気アイテムをいくつも作っていただいている工場です。
    2005年に発売以来、多くの方々に愛されている、プリスティンのロングセラーアイテム「無縫製リブタートル」をはじめ、履いた人を虜にする「無縫製ショーツ」や「腹巻付きレギンス」シリーズなど、数多くのアイテムを編み上げてくださっています。
  • 工場を訪問した8月のお盆明けは、これから迎える秋冬シーズンを前に、工場はまさに最盛期!
    何台もの機械がガシャンガシャンと音を立てていました。
  • この機械で編んでいたのは、「腹巻付きレギンス」。ごろごろせずにすっきりとおなか周りをあたためてくれるレギンスは、無縫製で腹巻付きという優れもの。
    無縫製の機械は4段の針で製品を編んでいて、編み柄・寸法・ループ長等のデータをプログラムに入れ、編み機に送るとデータに合わせて機械が動いていきます。
  • 負担のかかる股ぐり部分。マチのつけ方は、従来より丈夫で長く使っていただけるようにしています。
    この仕様は、使う人のことを考えて改善を重ねてできあがった仕様です。
  • 綿糸の綿が飛んで機械に入ると機械の故障につながるため、8時間に1度清掃を行なっています。機械の中に内蔵されている清掃機を使いながら、さらに細かい箇所は人の手で清掃をしています。
    編み機の横に測長機が付いており、ループの長さがプログラムで指示した長さ通り、均一に糸を送っており、指示寸に対して規定の差寸以上のブレが出たときにはアラートが鳴るような仕組みになっています。
  • ウエスト部分は綿糸と一緒にゴム糸も入れながら編んでいますが、ゴムの伸び具合を調整することがとても難しいもの。
    ゴムのロットによっても伸縮度が異なるため、締めつけすぎず、ゆるすぎない絶妙なフィット感を出すのは職人技なのです。
    綿糸も糸切れが無いよう調整に気をつけているが、ゴム糸は特に注意して糸張りの強度をコントロールしています。
  • 下から上に向かって順に編みをすすめていき、最後はタートル部分を編んでいきます。最終的に1着を編み終わると、すとんと機械から落ちてきます。
  • ブランドネームをつけ、検品を終え、仕上げにアイロンを。
    ただ黙々と職人が目の前の製品に向き合います。
    ぴりっとした緊張感に、こちらの背筋もぴんとします。
  • プリスティンのこだわりのものづくりを実現するために、この工場ではさまざまな工夫を凝らしています。
    薬剤を極力使わずに原綿から製品まで仕上げているため、編み立て後のソーピング(伸縮率の高いニットや天然素材を中心に、特殊な液体(洗剤)と一定の温度に保った水(湯)で、ニット生地(編地)を洗う事)も、地球や製品に優しい無蛍光の中性洗剤を使用しています。
    たとえば、編み目の見え方も、プリスティンらしい仕上がりになるよう、編みデータの調整をしています。
  • そのほかにも、編み立て後に出る脇の糸ひげを、仕上げで編み込んでいますが、リブレギンスはウエストを伸ばした時に糸ひげが出てきてしまうことがあるため、1つ1つ手仕事で糸ひげが出てこないよう編み込む際に結んでいます。

    機械がただ糸を編んでいるだけに見えますが、機械は3割、人の手7割の仕事で製品が生まれています、と小久保社長。
    「人が人のために服を作る」、その思いがひとつひとつの製品に込められていることは、製品を使っていただければきっとわかっていただけるはずです。
  • そしてその思いと技術を、若い世代に伝承をしていきたいと取り組まれています。ニットの魅力を伝えるために専門学校と協力し、技術を学ぶための場を設けている。
    ニットの世界は奥が深く、専門的な知識や、仕事の分野の幅、ニットの魅力を伝え、次の可能性を紡いでいます。
  • 取材中にこんな言葉を聞きました。
    「"無縫製"はただの手段であって、自分たちの納得のいくものをつくることが大切だと考えている。」と。
    その言葉に正直、ハッとしました。無縫製で縫い代がないから、肌当たりがいい、そんな製品を作る工場を取材したいと伺いましたが、もっと大事なことがあり、それはものづくりの本質であったと感じました。
    いつもお守りのように体を包んでくれる、無縫製シリーズ。
    ぜひ、この冬、手に取ってみてください。
\ この製品はこの場所でつくられました /
プリスティンの顔が見えるものづくり、原綿から製品までは各地域でつくられています。
  • 大阪府
  • 無縫製 リブタートル
    長年人気のオーガニックコットン100%素材の、無縫製のリブタートルセーター。
    縫製を全くしない編み方でおつくりしています。 縫い目がないので肌当たりが良く、なめらかな肌触りで、オール・オーガニックコットンなのでチクチクせずに直に肌に着ていただけます。 あまりの気持ちよさに、きっと手放せないアイテムになること間違いなしです。
  • ヤクコットン 無縫製リブタートル
    長年人気の無縫製のリブタートルセーターをヤクコットンの糸で作りました。
    縫製を全くしない編み方でおつくりしています。 縫い目がないので肌当たりが良く、なめらかな肌触りで、素肌に直にも肌に着ていただけます。 あまりの気持ちよさに、きっと手放せないアイテムになること間違いなしです。
  • 無縫製 薄手レギンス
    ごろごろせずにすっきりとおなか周りをあたためる、無縫製のはらまき付きレギンス。
    はいた瞬間のなめらかさと、おなかのホールド感に病みつきになる方も多いはず。
    アンダーパンツとして、レギンスとしておすすめの一枚です。
  • 無縫製 ヤクレギンス
    ごろごろせずにすっきりとおなか周りをあたためる、無縫製の腹巻付きレギンス。
    ヤク×コットンの糸を使っているので獣毛混ならではのあたたかさがあります。
    天然のグレーの色がアウターとしても使いやすい便利な1枚です。
  • 無縫製 薄手ハーフパンツ
    すっきりとおなか周りをあたためる、無縫製の腹巻付きハーフパンツ。
    はいた瞬間のなめらかさと、おなかのホールド感に病みつきになる方も多いはず。
    普段腹巻やアンダーパンツを使わない方や、腹巻派という方にも履いてみていただきたい1枚です。
    普段使いや就寝時など、いつでもお使いいただけます。
  • 無縫製 ニットショーツ
    オーガニックコットンと伸縮糸を引き揃え、立体的に編んだボクサーショーツ。
    1本の糸から編み上げた無縫製の仕様で縫い目がなく、はき心地がなめらかでラインが響かないのが特徴です。
    おへそあたりまでの深履きタイプ。マチ部分はパイル編みにしているので1枚履きもできます。後ろにPRISTINEのロゴを透かし編みで入れました。